はじめに
鍵や財布などの紛失を防ぐスマートタグも人気ジャンルです。AppleのAirTagやTileが有名ですが、それ以外にも隠れた高性能タグが存在します。
ここでは100件以上のレビュー&平均⭐4以上を満たす、AirTag/Tile以外のスマートタグ5製品を紹介します。
どれも「なくし物防止に役立つ」と高評価なガジェットです。
Chipolo ONE Spot

価格帯:
約3,000円前後(1個、税込、変動あり)
製品概要:
スロベニア発のChipolo社が開発した、Appleの「探す」ネットワークに対応するスマートタグです。
AirTag同様にiPhoneの「探す」アプリから位置追跡でき、世界中のAppleデバイス網を利用した紛失物捜索が可能。
形状はAirTagよりやや大きいプラスチック製ディスクで、穴付きデザインのためキーホルダーに直接装着できます。
電池交換可能でIPX5防水対応。Amazonでも「AirTagに匹敵する精度」と評価され、平均⭐4.4の高評価です。
強み:
Apple純正に近い体験を純正外で実現できる点が最大の強みです。
「探す」ネットワーク対応のおかげで、紛失時に世界中のiPhoneが検出協力してくれるため、AirTagと同等の追跡力を持ちます。
また本体に穴があるため別途ホルダー不要で鍵に付けられ、「AirTagより便利!」との声も。
音量も十分大きく(120dB級)、近距離なら音を鳴らして発見可能です。
何より「Android非対応のAirTagに対し、ChipoloならAndroid版もある」のもポイントで(ONE SpotはiOS用、同形状のChipolo ONEは独自アプリでAndroid対応)、ユーザー環境に合わせ選べます。
弱み:
AirTagと比べると精密な近接誘導(UWBによる方向検知)機能が無い点が弱みです。
AirTagは超広帯域チップで数十cm単位の方向を示せますが、Chipolo ONE SpotはBluetoothベースのため近距離では音頼りになります。
それでも大きな問題ではありませんが、最新ガジェット好きには物足りなく映るかもしれません。
また色は黒一色のみで、カラバリやデザイン性はAirTagやTileに劣ります。
実際のレビュー:
「AirTagと遜色ない探知精度で大満足」との声が多数です。
「うっかり財布を職場に置き忘れたが、探すアプリですぐ場所が分かった」という体験談も。
穴開きデザインは「ホルダー代が浮いてありがたい」と評判。
一方で「Bluetooth接続に時間がかかる時がある」という報告もあり、数十m内での応答性は状況によるようです。
それでも総合評価は非常に高く、AndroidユーザーにもiPhoneユーザーにも薦められる万能タグと言えるでしょう。
Eufy Security SmartTrack Link

価格帯:
約2,000~3,000円(1個、税込、変動あり)
製品概要:
Anker傘下のEufyブランドから2023年に登場したスマートタグ。こちらもApple「探す」ネットワーク対応製品で、iPhoneからAirTag同様に利用できます。
さらに独自アプリでもTileのようなコミュニティ検索が可能で、Androidからでも使用可能というハイブリッド仕様。
「Anker製品で統一したい」というファンに刺さり、Amazonでも「AirTagの安価な代替」として高評価を得ています。IPX4防水・電池交換対応。
強み:
低価格で多機能な点が光ります。他社Find My対応タグより安く提供されており、「AirTagより安いのに遜色なく使える」と好評です。
iOSでは探すネットワーク、AndroidではEufy独自クラウドネットワークと、両OSユーザーをカバーできる柔軟性も強み。
Anker製品ゆえ品質やサポートへの信頼もあり、「安心感が違う」という声もあります。
音も十分大きく、見失った室内で音を鳴らして探す用途にも適しています。
弱み:
発売から間もないためか、AirTagほどの認知度やアクセサリ類(ケース等)の選択肢は少ないです。
ただタグ本体に穴が開いているのでキーホルダーに直接付けられ、ケース不要なのは利点とも言えます。
また防水性能はIPX4(生活防水)と控えめなので、水濡れには注意が必要です。
実際のレビュー:
「設定が簡単ですぐ使えた」「iPhoneの探すに追加するだけなので楽」とセットアップの手軽さが評価されています。
肝心の精度も「AirTagと遜色なく場所を特定できた」と高評価。
Androidユーザーからも「Eufyアプリで普通に使えて便利」との声があります。
「電池寿命が1年程度なのでもう少し長ければ」という意見も見られますが、これは他社同様なので許容範囲でしょう。
総じて、「Anker信頼性+探すネットワーク=最強コスパ」との声もあり、今後定番になりそうな勢いです。
Green House DIGL

価格帯:
約2,500~3,000円(1個、税込、変動あり)
製品概要:
PC周辺機器メーカーGREEN HOUSE社が国内向けに発売した、Apple「探す」対応スマートタグです。型番GH-SMTA1など。
名前の「DIGL」は「Digital + Eagle(鷲)」を掛け合わせた造語とのこと。
機能的にはAirTagと同様にiPhoneの「探す」で追跡でき、IP66防水・防塵に対応し屋外利用も安心。
電池交換可能で、純正より一回り大きい円形デザイン。
「日本メーカー製で安心」としてじわじわ人気を集め、Amazonでも⭐4.3の高評価となっています。
強み:
国内メーカーの安心感が光ります。
説明書やサポートが日本語で充実しており、「設定に迷わず使えた」と評価されています。
「音も大きく、防水性能も高いのでペットの首輪にも付けられる」と屋外利用での安心感も強みです。
また3個セット販売もあり、AirTag公式4個パックより安い価格設定が魅力。「国産品でこの価格は頑張ってる」との声も。
弱み:
本体サイズがAirTagより少し大きく厚いため、財布など薄い物への装着には不向きかもしれません。
ただ鍵やバッグ用途では問題なく、「許容範囲」とする意見が多いです。
また発売当初は入手性が悪く品薄だったことも指摘されましたが、最近は流通も安定しています。性能面の大きな弱点は報告されていません。
実際のレビュー:
「しっかり探すネットワークに対応し迷子の自転車が見つかった」など実用成功例が語られています。
「子供のランドセルに入れて登下校の見守りに使っている」という家庭もあり、用途は様々。
AirTagとの比較では「音の鳴りはDIGLの方が大きい」「重量は少し重いが許容範囲」といった意見も。
総じて「メイドインジャパンではないが国内ブランドの安心感あり」と評され、初めてのスマートタグに選ぶ人も増えています。
MAMORIO RE

価格帯:
1個あたり約2,500~3,000円(※5個セット12,800円税込)
製品概要:
日本のスタートアップMamorio社が開発する紛失防止タグ「MAMORIO」シリーズの電池交換対応モデルです。
名刺の1/4サイズ程度の極薄設計で、財布やパスケースに入れてもかさばりません。
独自アプリでスマホと連携し、手元から離れると通知したり、紛失時にすれ違った他のMamorioユーザーのスマホから位置をアップロードする仕組み(クラウドトラッキング)を備えます。
2018年頃から販売され累計評価数は多く、Amazonでも平均⭐4前後と健闘しています。
強み:
とにかく小さく薄い点が最大の魅力です。厚さ約3.5・縦横約19×36とクレジットカードに近いサイズで、財布に入れても違和感がありません。
また国産プロダクトゆえアプリも洗練されており、「動作が安定していて安心」と評価されています。
MAMORIO独自のクラウドトラッキング網も国内では最大級で、鉄道会社と提携し忘れ物センターで見つかった際に通知が来る等、ユニークなサービスも展開しています。
弱み:
探索範囲や精度はやはりAppleやTileのグローバルネットワークには及びません。
見知らぬ土地で落とした場合、近くにMamorioユーザーがいないと発見は難しいです。
ただ日本国内に限ればユーザー数は増えており、「意外な場所で見つかった」という事例も出ています。
また通知距離がスマホから数十m程度なので、「家の中でどこに置いたか」程度の探索には不向きという声もあります(※これはBluetoothタグ全般に言える弱み)。
実際のレビュー:
「薄さに感動。定期券入れに入れても気にならない」とサイズ面の評価は抜群です。
「職場に置き忘れてもすぐ通知が来て取りに戻れた」というエピソードもあり、置き忘れ防止効果は大きいようです。
一方で「人通りの少ない場所で落としたら見つからなかった」という報告もあり、クラウド捜索力には限界がある模様。
それでも「なくすをなくすというコンセプトに共感」といった応援の声もあり、国内ではユニークなポジションを築いています。
Galaxy SmartTag+

価格帯:
約4,000円前後(1個、税込、変動あり)
製品概要:
SamsungがGalaxyスマートフォン向けに提供する紛失防止タグ。
AppleのAirTagに相当し、超広帯域(UWB)チップを内蔵した「+」モデルでは、対応Galaxy端末でタグまでの方向や距離をAR表示できます。
Bluetooth範囲外ではGalaxyデバイスのネットワークを活用して位置追跡。
Android勢では代表的存在ですが、日本ではGalaxyユーザー自体が少なめで「隠れた存在」かもしれません。
Amazonでもレビュー件数は控えめながら平均⭐4.5と高評価です。
強み:
UWBによる正確な近接探知はAirTag同様の強みです。
対応スマホ(例:Galaxy S21 Ultra以降)なら、タグまで矢印で導いてくれるため室内でも見つけやすいです。
さらにボタンを押してスマホを鳴らす逆探し機能や、ボタン長押しで家電操作(スマートホーム連携)など独自機能も。
「GalaxyユーザーならAirTagよりむしろこっち」との声もあります。
Galaxy端末との親和性が高く、設定もSmartThingsアプリ経由でスムーズ。
弱み:
Galaxy端末でしか使えない点が最大のネックです。
他のAndroidやiPhoneでは利用不可のため、ユーザー層が限定されます。
また日本ではiPhoneユーザーが多いため、一緒にいる家族友人と協力して探す的な使い方ではAirTagほど恩恵がないかもしれません。
それ以外は機能的に優秀ですが、国内ではスマートタグ自体AirTag人気に押され影が薄い印象です。
実際のレビュー:
「鍵を無くしても部屋のどこにあるか一目で分かった」「ペットの迷子対策にも役立った」と性能への信頼は高いです。
「AirTag羨ましかったけどGalaxyで同じこと出来た!」と喜ぶ声も多数。
一方で「日本ではGalaxyユーザー少なくネットワーク探索はあまり期待できない」との指摘もあります。
ただ、家の中や職場での紛失には十分威力を発揮しており、「Galaxy使いなら必携」との評価に落ち着いています。
まとめ
AirTagとTile以外にも、多様なスマートタグが高評価を得ていることがお分かりいただけたでしょう。
Apple系ならChipolo ONE SpotやEufy SmartTrackが安価で優秀。
国産重視ならGreenHouse DIGLやMAMORIOが安心感あり。
Android(Galaxy)ならSmartTag+が純正連携で強力です。
紛失防止タグは「備えあれば憂いなし」のガジェット。口コミでも「無くして初めて良さが分かった」という声が多いです。
ぜひ自分のスマホ環境に合った高評価タグを選び、大事な持ち物を守ってください。
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