はじめに:
スマホやガジェットの普及でモバイルバッテリーは今や必須アイテムですが、Ankerなど有名ブランド以外にも海外で人気の高品質モデルが多数あります。本記事では、グローバルレビュー100件以上・平均評価★4.0以上ながら日本の売れ筋では上位に顔を出さない隠れた高評価モバイルバッテリーを4つ厳選しました。
大容量タイプから軽量コンパクトタイプまで幅広く取り上げ、それぞれの価格帯(値動き情報)、特徴・スペック、長所と短所、ユーザー評価、Amazon商品ページをまとめてご紹介します。最後に4製品を比較し、どのような用途・ユーザーに向いているかを総括します。
Baseus 65W 20000mAh Power Bank

価格帯:
約6,000~8,000円。大容量かつ高出力モデルながら比較的手頃な価格です。定価は8千円前後ですが、Amazonではクーポン適用やセール時に6千円台になることもあります。登場以来価格が安定しており、同スペックの競合に比べてもコスパは高めです。
製品概要:
ノートPC充電にも対応する大出力・大容量モバイルバッテリー。Baseus(ベースアス)は中国発の人気ガジェットブランドで、本製品は最大65W出力が可能なハイエンドモデルです。容量は20,000mAh(74Wh)とスマホを4~5回フル充電できる大容量。
USB-Cポートを2口、USB-Aポートを2口備えた計4ポート仕様で、複数デバイスの同時充電にも対応します。USB-Cからは最大65W出力(PD3.0/PPS対応)で、MacBook Pro 13インチ程度までなら純正ACアダプタ並みの速度で充電可能です。
また本体への入力も65W対応のため、バッテリー自体を約2時間程度で満充電にできます。デジタルLEDディスプレイを搭載し、残量パーセンテージや出力電圧/電流をリアルタイム表示可能。
パススルー機能(本体充電しながら他機器充電)にも対応。サイズはやや大きめですが(約153×65×27mm・約420g)、内部に高品質リチウムポリマー電池と多重保護回路を搭載し、安全性も確保しています。ノートPCからスマホ・タブレットまで高速充電できる“パワーバンク”として、海外でも人気のモデルです。
強み:
ノートPCも充電できる高出力と多ポートの利便性が最大の強みです。65W出力が可能なモバイルバッテリーは限られますが、本製品ならUSB-C搭載のノートパソコンやNintendo SwitchなどもACアダプタなしで充電できます。
例えば「MacBook Proを問題なく充電できた」とのレビューもあり、出先でのPC作業が多い人に心強い味方です。また2台以上のデバイスを同時充電できる4ポート搭載も大きなメリットです。スマホとタブレット、さらにはワイヤレスイヤホンなどを一度に充電可能で、家族や友人との旅行でも活躍します。
加えてデジタル残量表示は一目でバッテリー状況がわかり、従来のLEDインジケーターより精度が高く便利です。実際ユーザーからは「残量が%表示で見えるのが便利」との声が多いです。
さらに充電速度が非常に速いことも評価ポイントで、「ノートPCが純正充電器と同じ速度で充電できた」「スマホを30分で〇%充電できた」などそのパワフルさに驚く声もあります。ブランドの信頼性も最近高まっており、Baseusは日本のオーディオビジュアルアワード「VGP2025」で受賞するなど技術力も評価されています。
総じて「大容量・高出力・多機能でコスパ良し」と3拍子揃った製品として支持されています。
弱み:
本体サイズ・重量が大きい点が主な弱点です。20,000mAhかつ高出力ゆえ仕方ない部分ですが、重量約420gはスマホ2台分以上あり、日常的に持ち歩くにはずっしり感じるでしょう。「サイズが大きく携帯性は低い」との指摘が一部あります。
ただ容量相応と理解しているユーザーが多く、大容量が必要な場面では割り切られています。また航空機内への持ち込みについて、本製品は74Whで航空会社規定(100Wh以下)を満たしますが、30,000mAh級に比べギリギリではないものの、容量が大きいので搭乗前申告が求められるケースもあります(航空会社による)。
他の弱みとしては、フル出力時は発熱がそれなりにある点です。ただ内部で温度制御され安全範囲に収まっているとのこと。外装はプラスチック製で放熱性は平均的です。なお高出力充電するには対応ケーブルが必要ですが、本製品には付属しないため別途用意する必要があります。
その他、サイズ由来で「ポケットに入れて持ち歩くのは厳しい」くらいがデメリットでしょうか。要するに持ち運びやすさと引き換えに性能を取ったモデルなので、携帯性重視の人には不向きと言えます。
ユーザーのレビュー・評価:
グローバルでも日本でも平均★4.5前後と高評価を得ています。「ノートPCも充電できて便利」「出力表示がガジェット好きにはたまらない」「複数機器をまとめてこれ一台で賄える」などポジティブなレビューが多数です。
特にビジネス用途や旅行用途での満足度が高く、「出張時にPCとスマホを同時充電でき時間短縮になった」「新幹線移動中に重宝している」といった声があります。また「充電スピードに感動した」という意見も多く、スマホを高速充電できた体験談が複数見られます。
ブランドに対する安心感もあり、「Baseusは最近お気に入り」「作りもしっかりして加熱も適切」と品質面を評価する声もあります。
一方、低評価では「重くて携帯には不便」という点がやはり指摘されています。しかしこれは想定内ということで、多くのユーザーは減点対象にしていません。
総合して、「据え置き充電器並みの性能を持ち歩ける頼もしさ」が支持の理由とまとめられます。とくにガジェットヘビーユーザーやノマドワーカーから「買ってよかった」「これ以外もう考えられない」と絶賛されており、隠れた名品として評価されているモデルです。
INIU 10000mAh 22.5W モバイルバッテリー

価格帯:
約2,000~3,000円前後。非常に求めやすい価格が魅力です。定価は2千円台後半ですが、Amazonではクーポン適用などで実売2,000円前後になることも多く、プライムセールなどでは1,800円程度になる場合もあります。コスパ重視の製品として人気です。
製品概要:
小型軽量ながら急速充電&多出力対応の高コスパモデル。INIU(イニュー)は中国の新興ブランドで、安価ながら信頼性の高いモバイルバッテリーを展開しています。本製品B1シリーズは10,000mAhの容量を持ち、一般的なスマホを約2~3回充電可能です。
それでいてサイズはポケットに収まるコンパクトさ(約135×68×14mm)で重量約210gと携帯性に優れます。最大出力22.5Wに対応し、USB-Cポート×1とUSB-Aポート×2の合計3ポートを搭載。
iPhoneならPD20Wで約30分で50%以上充電、Android機ならQC4.0やSCP(FCP)22.5W充電が可能とされています。3台同時充電も可能。USB-Cは入出力両対応で、本体の充電もUSB-C経由で約5時間程度。さらにLEDフラッシュライトも内蔵しており、非常用ライトとして使えるのもユニークです。
厚さが1.4cm程度と薄型で持ち運びやすく、独自の「パワーピーク技術」で複数機器接続時も各デバイスに最適電流を自動配分するなど機能も充実。PSE認証取得済みで過充電保護など安全面もカバーしています。
「安い・薄い・速い」三拍子揃った入門〜サブ機向けモバイルバッテリーとして注目されています。
強み:
圧倒的なコストパフォーマンスと携帯性が大きな強みです。2千円程度で急速充電対応という点は他社になかなかなく、「この価格でこの性能は素晴らしい」との声が多数です。お財布に優しいので複数台購入して家族で使ったり、職場用・旅行用など用途別に揃えることも容易です。
また薄型軽量ボディは「スマホと重ね持ちしても苦にならない」と評判で、ズボンのポケットや小さなバッグにも入れやすく持ち運びに便利です。それでいて22.5W出力対応と性能面でも妥協がなく、実際「iPhoneを急速充電できた」「iPadでもそれなりに充電スピードが速い」と性能面も高評価です。
3ポートあるため同時にイヤホンやモバイルルーターも充電でき、日常使いでの使い勝手も良好です。付属品として収納ポーチやUSB-Cケーブルも付いており、至れり尽くせりの内容で初心者にも親切です。
さらに小技として残量インジケーターが可愛い肉球型(4つの肉球LEDで残量表示)で遊び心があり、こうしたデザイン面もユーザーには好評です。「安いのに細部まで配慮されている」との声もあり、ブランドの顧客志向がうかがえます。
総合して、「安価で持ち歩きやすく普段使いに最適」と多くのユーザーに愛用されているモデルです。
弱み:
超高出力や大容量が必要な用途には不向きという点が挙げられます。10,000mAh・最大22.5Wというスペックはスマホやタブレットの充電には十分ですが、ノートPCのような65W級のデバイス充電や30,000mAh以上の超大容量を求めるケースには対応できません。そこは上位モデルや他製品に譲ることになります。
またUSB-Cポートが1つのみなので、最新Androidユーザーが複数台同時充電したい場合などは片方はUSB-Aでの充電となり、スピードが多少制限される場合があります。もっとも急速充電対応のUSB-Aも備えているため、大きな問題ではありません。
耐久性についてはおおむね評価が高いものの、長期間ヘビーに使った場合の劣化具合に関してはまだ未知数な部分があります(一部ユーザーから半年〜1年使用で容量低下が感じられるとの報告もありましたが、保証対応してもらえたとのこと。
しかし価格が価格なのである程度割り切りは必要でしょう。付属のポーチが薄手でクッション性がない点や、本体表面が指紋が付きやすい仕上げという細かな指摘もありますが、致命的な欠点とは言えません。要するにハイエンド機ではないという点以外、大きな弱みは見当たらない高バランスモデルです。
ユーザーのレビュー・評価:
非常に多くのユーザーから**「コンパクトで持ち運びやすい」「価格以上の価値」と絶賛されています。平均評価も★4.4前後と高く、「10000mAhではこれ一択」という声もあるほどです。
特に「薄くて軽いので毎日カバンに入れている」「旅行のお供に最適」と携帯性を評価するレビューが目立ちます。
充電性能についても「Androidスマホが急速充電できた」「iPhoneの充電が体感で速くなった」と満足する意見が多いです。複数ポートについても「友達と同時に充電できて助かった」「Bluetoothイヤホンも同時に充電でき便利」とのこと。
デザイン面でも「肉球ランプが可愛い」「質感もしっかりして安っぽくない」と好意的です。
低評価コメントでは、「付属の袋にクッション性がなく本体が傷つきやすい」や「最大出力には対応ケーブルが必要だが案内が分かりにくい」といった指摘がありました。しかしそれらは大勢に影響せず、総じて「この価格なら文句なし、大満足」という意見で一致しています。
特に初めてモバイルバッテリーを買った人から「想像以上に便利」「常に持ち歩くようになった」と生活が変わったとの声もあり、エントリー機として理想的な評価を得ています。安さと品質を両立した隠れたベストセラーとして、多くのユーザーに支持されている製品です。
Charmast 26800mAh モバイルバッテリー

価格帯:
約3,000~4,000円前後。大容量モデルとしては比較的安価です。定価は4千円台ですが、Amazonではクーポン適用で3千円台前半になることも多いです。容量あたりの単価が安く、コストパフォーマンス良好な部類に入ります。
製品概要:
大容量と薄型デザインを両立したユニークなモバイルバッテリー。Charmast(チャーマスト)は中国ShenZhen Charmast社のブランドで、本製品は26,800mAhもの巨大容量を確保しながら携帯性にも配慮したモデルです。特に薄型設計が特徴で、容量の割に分厚くなく、カバンのポケットなどに収まりやすい形状です。
出力ポートはUSB-C×1とUSB-A×3の合計4ポートを搭載。USB-Cは入出力対応で、最大15W程度の出力に対応(18W PDモデルも有)。QC3.0急速充電や各種プロトコルに対応し、スマホを通常の2~3倍速で充電可能。
入力はMicroUSB/USB-C/Lightningの3系統に対応しており、手持ちのケーブルで本体充電ができます。複数ポートから合計3台同時充電可能。残量は数字ではなく4段階のLEDで表示します。
重量は約550g前後と大容量としては標準的。飛行機機内持ち込み可能な最大クラス容量で、アウトドアや災害用としても人気があります。国際的な安全認証やPSEも取得済み。容量重視ながら極端に嵩張らないため、「大容量だけど普段使いもできる」製品として位置付けられています。
強み:
26,800mAhの大容量は最大の強みです。スマートフォンなら約5~6回充電、タブレットでも2回以上、USB小型扇風機やゲーム機なども長時間駆動させられるため、電源のない環境で頼りになります。キャンプや旅行、停電対策など「とにかく容量第一」の用途で強力なバックアップとなるでしょう。
それでいて薄型設計により「カバンの隙間に入れやすい」との好評があります。従来の大容量バッテリーはレンガのように分厚かったのですが、本製品は板状に近くノートPCなどと一緒にバッグに入れても嵩張りにくいです。
この薄さはCharmastならではの設計で、大容量機の新しいカタチとして評価されています。また4つの出力ポートを備えており、マルチチャージャーとしての活用幅も広いです。一人でスマホ・タブレット・カメラ等をまとめて充電したり、複数人で同時に充電するといった場面に重宝します。
Lightning端子から本体充電できる点はiPhoneユーザーに嬉しいポイントで、Lightningケーブルしか持っていなくても充電可能です。さらに容量が大きいため「2~3日程度の旅行ならこれ1台で全デバイスをまかなえた」との声もあり、充電器いらずで荷物削減になる利点も指摘されています。
価格も容量換算で安く、同容量帯で国内ブランドはほぼ無いため、大容量カテゴリではトップクラスのコスパと言えます。
弱み:
重量と充電時間は大容量ゆえの弱みです。重さ約550gはペットボトル飲料より重く、「カバンに入れるとずっしり感じる」との声があります。持ち歩けない重さではないですが、常に携帯するには負担に感じる人もいるでしょう。
また本体をフル充電するのに時間がかかります。入力最大が18W程度のため、0から満充電まで10~12時間ほど要します。一晩充電すれば問題ないですが、急ぎで補充するような運用には向きません。なおこれは30,000mAh級では一般的な充電時間です。
出力に関しては15W程度なので、最近の超急速充電(30W以上)には非対応です。スマホなら問題なく早いですが、ノートPCへの給電などは基本想定外です。ただしUSB-CはPD対応なのでNintendo Switch程度なら充電可能です(充電しながらのプレイだと減りが抑えられるくらい)。
他の弱みとして、LED残量表示が4段階と粗い点が挙げられます。細かな残量把握は難しく、「数字表示ならなお良かった」という意見もありました。ただ概ねの目安はつくので大きな支障ではありません。
総じて容量特化ゆえの短所であり、携帯性・充電スピードを最優先する方にはオーバースペックかもしれません。
ユーザーのレビュー・評価:
「圧倒的な容量で安心感が違う」と容量面への高評価が大半です。平均評価も★4.4前後と高く、「停電時にスマホと照明を何日も賄えて助かった」と防災用途で感謝する声もあります。アウトドア派からも「電源サイトでなくてもスマホやカメラの電池切れを気にせず過ごせた」と好評です。
薄型設計についても「鞄にスッと入る」「ポーチにも収納しやすい」と称賛されています。実際に他社26800mAh製品(分厚い箱型)と比較して、Charmastの薄さに驚いたという意見もありました。複数ポートも活用されており、「家族4人分のスマホを一晩で満充電できた」「友人と同時に充電できて便利だった」と好評です。
低評価では「重いので持ち運びには注意」や「本体充電に時間がかかる」という指摘がありましたが、想定の範囲と割り切る人が多いようです。
なお、海外のレビューでは「公称容量に対し実効容量が若干少ない」といった技術的指摘も散見されましたが、リチウム電池の公称と実効の違いであり問題視はされていません(どの製品も多少の差はあります)。
総合すると、「大容量で頼りになる」「旅行・停電用に1つ持っておくと安心」といった評価が支配的です。Ankerなど国内で手に入りにくい容量帯を手頃に提供している点も評価され、大容量カテゴリの隠れた人気商品となっています。
Miady 10000mAh ポータブル充電器

価格帯:
2個セットで約3,000~3,500円前後。**1個あたりにすると1,500~1,700円程度と非常に安価です。Amazonではセット価格¥3,199などで販売されており、セール時にはさらに安くなることもあります。とにかく低価格なのが魅力です。
製品概要:
コスパ抜群・シェアにも便利な10000mAh×2台セット。Miady(ミアディ)は格安モバイルバッテリーで知られるブランドで、この製品は10000mAhのバッテリーが2個セットになったお買い得パッケージです。各バッテリーは10000mAh・出力最大18W(5V/2.4A×2ポート)に対応。
USB-A出力ポートが2つ、入力はMicroUSBとなっています。片方のバッテリーはホワイト、もう片方はブラックという2色構成で見分けやすいです。サイズは約138×68×16mm・重量約218gとポケットに入るコンパクトさ。
急速充電規格(QC等)には対応しませんが、5V/2.4Aの標準的な高速充電が可能でスマホを約2~3時間でフル充電できます。残量は4段階LED表示。基本機能をシンプルにまとめ、安全装置も内蔵しつつ、とにかくコストを下げた構成です。
2台セットのため、「家族や友人と分け合う」「自宅用と携帯用にする」「旅行用に2つ持っていく」など柔軟な使い方ができます。「安価に数を揃えたい人向け」としてヒットしているモデルです。
強み:
2台組でこの価格という圧倒的安さが最大の強みです。1台あたり約1500円という破格で10000mAhを手に入れられるため、「とにかく安い、コスパ最高」と評価されています。消耗品と割り切って定期的に買い替えたり、イベント時に多人数用にまとめ買いするなど、お財布を気にせず使えます。
また2台セットであることで、「家族で1つずつ持てた」「2個あるので片方を充電している間もう片方を使える」と便利に感じる意見もあります。実際、「夫婦で1台ずつ使っている」「職場用と自宅用に分けた」と活用されており、シェア性の高さも強みです。
性能的には突出した部分はないものの、5V/2.4Aの出力は一般的なスマホ充電には十分で、「ちゃんと2.4A出て早い」「急速充電に対応してない機器ならこれで十分」と実用上問題なしとの声が多いです。
サイズも標準的で「持ち歩きやすい大きさ」「軽めで2個持っても苦にならない」と評価されています。白黒2色セットなのも好評で、「色違いなのが地味に助かる」との意見もあり、取り違えや家族間での区別に便利です。
安全性も問題なく、「安いが今のところトラブルなしで安心して使えている」という安定動作ぶりも支持されてます。
弱み:
最新の急速充電規格に非対応な点が挙げられます。QuickChargeやPDなどの高速充電に対応していないため、対応スマホであっても5V/2.4A(12W程度)での充電となります。最近のスマホは18W以上の充電に対応しているものも多いので、それらを最速で充電したい場合には物足りません。
ただ大半の状況ではさほど問題ない速度です。また入力がMicroUSBのみである点も少々時代遅れです。充電用にMicroUSBケーブルを携行する必要があり、USB-C統一が進む中で不便に感じる人もいます。Lightning入力等も無く、この辺りは価格優先ゆえ割り切りでしょう。
ポートもUSB-Aのみ2口なので、USB-Cケーブルで直接充電はできず、USB-AからCへのケーブルが必要となります。とはいえこの価格帯なら十分な仕様ではあります。
耐久性に関して、ごく稀に「数ヶ月で充電できなくなった」等の報告がありますが、そうした場合でもセットのもう一つがあるため大事には至らないという意見すらあります。最悪片方壊れてももう一個ある安心感はセットならでは。全体的に性能・機能面でハイエンドには及びませんが、価格相応以上との評価が多く、明確な大きな欠点は指摘されていません。
ユーザーのレビュー・評価:
「とにかく安いのに普通に使える」との声が大半です。平均評価は★4.4前後と高く、特に予想以上の品質に驚く意見が多いです。「2個でこの値段、ちゃんと容量もあるし最高」「家族で1つずつ使えてコスパが良い」とセット販売に感謝する声もあります。
学生や家族連れから人気で、「イベント用に購入。友人に1つ貸せて助かった」「子供用に安く用意できて良かった」など、複数人利用のニーズにマッチしています。
性能についても「充電速度も問題なし」「急速充電でなくても困らない」と概ね満足されています。
MicroUSB充電に関しては「少し煩わしいがこの値段なら許容範囲」と諦める声と、「家に余ってたMicroUSBケーブルが活用できた」と逆にポジティブに捉える声もあり様々です。
耐久性については、「1年以上使ってもへたらない」「毎日使ってるが健在」と意外とタフとのレビューがある一方、「半年で片方調子悪くなったが安いので気にしない」といった声も。
とはいえ不具合時も「2個あるから予備が効く」のはセット品ならではで、大きな不満につながっていません。
全体として、「圧倒的なコスパ。非常用や貸し出し用に複数持つのに最適」という評価に落ち着いています。普段使いでも不満なく、気兼ねなく使えるため、モバイルバッテリー入門や予備バッテリーとしてベストな選択肢と評されています。
4製品の比較・総括
今回紹介した4つのモバイルバッテリーは、それぞれ容量や出力、特徴が異なり、適したユーザーや用途も異なります。最後に、それぞれの製品がどのようなニーズにマッチするかまとめます。
まず、「ノートPCやUSB-C機器も含めオールマイティに高速充電したい」人には Baseus 65W 20000mAh がうってつけです。大容量かつ65Wの高出力で、スマホからノートPCまでこれ一台でまかなえる万能モデルです。出張や外回りでPC作業が多いビジネスユーザー、ガジェットを複数持ち歩くヘビーユーザーに特におすすめできます。多少重量はありますが、そのパワーと多ポート性で荷物を減らす効果も期待できます。
「手軽さ重視で、普段使いのスマホ用に持ち歩きたい」なら INIU 10000mAh 22.5W が最適です。薄型軽量でポケットに入れやすく、22.5Wの十分な出力でスマホの充電も速いです。価格も安く、日常のお供としてコスパ最高のモデルです。通勤・通学や旅行のお供など、いつもバッグに入れておきたい方に向いています。肉球ランプの可愛らしさもあり、女性にも人気でしょう。
「なるべく充電回数を減らしたい、大容量が欲しいけど携行性もそこそこ欲しい」という場合は Charmast 26800mAh が適しています。26800mAhの大容量でありながら他社より薄型設計なので、大容量の中では持ち運びやすいです。複数デバイスをガンガン使う旅行や、災害対策として数日分の電力を確保しておきたい人にも向いています。同時に複数人でシェアする使い方にも便利で、家族旅行などでも重宝するでしょう。
「とにかく安く手軽に数を揃えたい。家族や友人とシェアしたい」人には Miady 10000mAh がぴったりです。2個セットで驚きの低価格なので、予算を抑えつつ複数台を用意できます。家族で一人一台ずつ持ったり、予備を含めて複数持ち運ぶ使い方に最適です。急速充電規格は不要で、とりあえずスマホを2回充電できればOKというライトユーザーには十分すぎる性能です。初めてモバイルバッテリーを買う方や、イベント用にまとめて購入したい場合にも理想的な選択でしょう。
以上、4製品を用途別に比較しました。それぞれ得意分野が異なるため、自分のライフスタイルやシチュエーションに合わせて選ぶことが重要です。
例えば、普段はINIUやMiadyで身軽に過ごし、旅行や非常時にはCharmastを用意するといった組み合わせも有効でしょう。
いずれのモデルも海外のユーザーから高評価を得ており、品質や使い勝手は折り紙付きです。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリのモバイルバッテリーを見つけてください。備えあれば憂いなし、いつでもどこでも充電切れの不安から解放されましょう!
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