はじめに:
スマートウォッチと言えばApple Watchが圧倒的な人気ですが、市場には他にもグローバルで評価の高い優秀なモデルが多数存在します。日本のAmazonランキング上位には現れないものの、海外レビュー数100件以上・平均★4.0以上を誇る隠れた名品スマートウォッチを5つご紹介します。
スポーツ向けや長時間バッテリー重視など個性豊かなモデルを厳選し、価格帯(セール情報含む)、主な特徴・スペック、長所と短所、ユーザー評価、商品ページURLをまとめました。最後に5製品を比較し、どのようなユーザーに向いているかを総括します。
Amazfit GTR 3

価格帯:
約20,000~25,000円前後。国内正規価格は34,800円でしたが、現在は並行輸入品が出回り2万円台前半で購入可能です。Amazonではクーポン適用により¥19,800程度になることもあり、発売当初より値下がり傾向にあります。後継機種(GTR 4)発売後はさらに割安感が増しています。
製品概要:
長時間バッテリーと豊富なヘルス機能を備えたスタイリッシュウォッチ。Amazfit GTR 3は1.39インチのAMOLED円形ディスプレイを搭載したスマートウォッチです。解像度454×454の有機EL画面は明るく屋外でも視認性良好で、66%の画面占有率でベゼルが狭くデザイン性も高いです。
本体はアルミ合金製で重量32g(バンド除く)と軽量。最大の特徴はバッテリー持続時間で、通常使用で最大21日間、公称でも12日以上持つとされています。実際のユーザーも「バッテリーの持ちの良さにはびっくりした。10日間は余裕で持つ」と驚く声があります。
Zepp OSという独自OSを搭載し、100種類以上のスポーツモード、24時間心拍・血中酸素モニター、ストレス測定、睡眠分析、PAI健康評価、Alexa音声アシスタント(オンライン)など機能は盛りだくさんです。5気圧防水で水泳も可能。
Bluetooth通話機能は非搭載ですが、スマホ通知の確認や音楽再生制御は可能です。スマートウォッチとフィットネストラッカーの中間のような立ち位置で、「スポーツウォッチとスマートウォッチの良いとこ取り」との評価もあります。
強み:
圧倒的なバッテリー持続時間が何よりの強みです。通常の使い方で1〜2週間充電不要というのは、毎日充電が当たり前のApple Watch等と比較して大きなアドバンテージとなります。寝る時も装着し睡眠トラッキングしても残量を気にせず使えるため、睡眠管理や24時間健康モニタリングが途切れません。さらにスポーツ関連機能も充実しており、GPS内蔵でランニングやサイクリングの距離・ルート計測が正確と好評です。
50m防水なので水泳やシャワー時も装着可能。加えて、明るく高精細なAMOLEDディスプレイはウォッチフェイス表示が美しく、アナログ時計ライクな外観も相まってビジネスシーンにも違和感なく使えます。Alexa対応により音声で天気確認やスマート家電操作も可能です。スマホ通知は主要アプリに対応し、Androidなら簡単な返信(定型文)もできます。
加えてAmazfit独自の「PAI健康評価システム」がユニークで、日々の心拍データから運動量をスコア化し健康維持に役立てられます。ユーザーレビューでも「運動ログや睡眠の精度が良い」「画面が大きく見やすいのに軽い」「スマホとの連携もスムーズ」と高く評価されています。総合的に、電池持ち・機能・デザインのバランスが非常に良いのが本機の強みです。
弱み:
Wear OSやApple Watchのような高度なアプリ拡張性はありません。Zepp OSは軽快さ重視で、サードパーティ製アプリはごく限られた簡易的なものしか動作しません。そのため、例えばSpotifyなどの音楽ストリーミングアプリを直接インストールしてオフライン再生する、といったことはできません(音楽制御はスマホ経由のみ)。また決済機能(NFC)も日本版では利用できず、GarminやFitbitのような電子マネー決済には非対応です。
通知への返信もAndroidで定型文のみ、iPhoneでは不可と限定的です。さらに日本語表示やフォント面で細かな調整不足を指摘する声も稀にあります(通知の絵文字表示に非対応など)。加えて、専用アプリZeppの習熟に少しコツが要るとの意見や、Alexa音声機能もスマホ接続が前提で単体では働かない点に留意が必要です。デザイン面では45mm級とケースがやや大きめなので、手首が細い方には少し大振りに感じられるかもしれません。
またタッチ操作に加えて物理ボタン2つで操作しますが、慣れないうちはUIが多少わかりにくいと感じる場合もあるようです。しかしこれら弱点はハイエンドスマートウォッチと比べた際の贅沢な要求とも言え、基本的な機能において大きな欠点はありません。総じて「スマート」より「フィットネス」寄りのOS設計のため、アプリ拡張性を最重視するユーザーには向かない点が弱みと言えます。
ユーザーのレビュー・評価:
グローバルで平均★4.5前後と非常に高評価です。特に多い意見が「電池が驚くほど持つ」という声で、毎日ヘルストラッキングしても1週間以上充電いらずだったというレビューが多数あります。また「画面が綺麗で文字盤カスタムも豊富」「睡眠スコアやストレス計測が意外と正確」と機能面も好評です。スポーツ用途では「ランニング中に1kmごとにバイブで知らせてくれて便利」など細かな気配りが評価されています。
デザインに関しても「クラシカルな円形フェイスが気に入った」「職場でも違和感なくつけられる」とのこと。低評価コメントは少ないですが、見られるものとしては「サードパーティ連携が弱い(例えばLINEに返信できない等)」や「音楽保存ができない」という点を挙げる声です。しかしそうした点は購入前からある程度わかる仕様であり、想定外の不満はほとんど聞かれません。
総合して「バッテリー重視の人にはベスト」「スマホ依存を減らせる時計」というように、GTR 3はニッチながら熱烈な支持を受けています。Apple Watchにはない魅力を求めるユーザーに刺さっていると言えるでしょう。
Mobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPS

価格帯:
約30,000円前後。TicWatchシリーズの上位モデルで、定価は¥36,000ほどですがAmazonではクーポン適用で¥30,000弱になることもあります。2021年発売のモデルながら未だ機能は一線級で、2025年現在も3万円程度で販売されています。LTE対応版はさらに高価ですが、日本ではGPS版のみ流通する傾向です。
製品概要:
Wear OS搭載で拡張性抜群、デュアルディスプレイによる長時間駆動が特徴のフルスペック機。TicWatch Pro 3 UltraはGoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチで、豊富なアプリと機能を備えます。最大のユニークポイントは2層ディスプレイ構造で、有機ELカラー画面の上に省電力なFSTNモノクロ液晶を重ねています。
通常時はカラー画面で滑らかな表示を行い、使用しない時や時計表示のみならモノクロ液晶を使うことで電力消費を大幅に削減できます。この仕組みによりWear OS機ながら公称72時間(3日)程度のバッテリー寿命を実現しています。
常時計測モード「エッセンシャルモード」ではモノクロ画面のみで最大45日間動作可能です。Snapdragon Wear4100+プロセッサ搭載で動作は快適。Google Playストア対応で様々なアプリをインストール可能、LINEの通知や返信、音声アシスタント、Googleマップナビ表示、音楽再生(Spotifyなど)オフライン利用、決済(Google Pay※日本未対応)等、スマホ並みの機能性があります。
100以上のワークアウトモード、心拍・SpO2・ストレス計測、睡眠分析など健康機能も一通り搭載。IP68+MIL-STD-810Gの耐久性でタフさも売りです。重量は約41g(バンド除く)でサイズは47mmと大きめ。「なんでもできるフルスペックスマートウォッチ」として位置づけられるモデルです。
強み:
Wear OSデバイスならではの自由度と、独自技術による電池持ちの良さが強みです。まずWear OS搭載により、スマートフォンの延長のような体験が可能です。LINEの受信・既読・定型文返信はもちろん、音声入力で返信することもできます。
Googleマップを手首で操作しナビとして使ったり、Googleアシスタントに話しかけて調べ物をしたりと、Googleサービスとの親和性は抜群です。SpotifyやYouTube Musicの公式アプリを入れて曲を保存すれば、ウォッチとBluetoothイヤホンだけでランニング時に音楽再生もできます。
さらにマイクとスピーカー内蔵で腕時計から直接通話(ハンズフリー通話)も可能です。これら多機能さを支える性能も高く、「スクロールやタップが滑らかで不満なし」との評価があるほど操作感は快適です。またDual Displayにより、「常時表示なのにバッテリー持ち抜群」と評判で、実際ユーザーも「1日中使っても残量50%以上残る」と評価しています。
通常使用3日は他のWear OS機(1~2日程度)より優れており、高性能と省電力を両立している点は大きな強みです。頑丈な作りも安心感があり、アウトドア派からも「雑に扱っても壊れないタフさが良い」と好評です。総じて「なんでもできて長持ちする」点が本機の際立つメリットです。
弱み:
本体サイズが大きめで人によっては重く感じることが弱点と言えます。47mm径のケースは手首の細い方や女性にはやや大きく、厚みも12.3mmあるためシャツの袖に引っかかる場合があります。また重量も金属と樹脂ハイブリッド構造で約41gとずっしり感があります。
他の弱みとしては、Wear OSゆえにバッテリー寿命は非Wear OS機に比べれば短いことです(Apple Watch並みとも言えます)。3日程度持つとはいえ、2週間充電不要のGarminやAmazfit勢と比べると頻繁な充電は避けられません。ただし充電自体は約65分で80%まで急速充電可能です。
さらに、Google Payなど一部機能は日本未対応である点も残念な点です。Suica等は2023年以降Wear OSでも対応見込みと言われていますが現状使えません。また、本モデル発売時はWear OS 2でしたが現在Wear OS 3へのアップデートが提供されており、アップデート手順がわかりにくいとの声もあります。しかし一度アップデートすれば機能向上しています。
総合すると、サイズ・重量の問題と、一部機能制限が弱みと言えます。それ以外は「欠点らしい欠点が見当たらない」(あるレビューより)という声もあり、完成度は高いです。
ユーザーのレビュー・評価:
グローバル平均評価は★4.2~4.3程度と良好です。多くのユーザーが**「Wear OS搭載機の中で電池持ちがトップクラス」と評価しており、常時表示+ヘルス計測オンでも2日は確実、工夫すれば3日使える点に満足しています。また「機能が多すぎるくらい何でもできる」という意見も多く、通知返信や音楽再生、地図ナビなど試した機能に軒並み成功して便利だという声が上がっています。特にAndroidスマホとの組み合わせでは「できないことが思いつかないほど」便利との評価もあります。
一方でやはり「デカい・重い」という指摘は散見され、星を1つ減らす原因になっています。ただそのサイズゆえの画面の見やすさや操作のしやすさを評価する声もあるため、一長一短です。また「Wear OSゆえにバッテリーはこんなもの」と理解を示すユーザーが多く、むしろDual Displayでの延命に感謝する声の方が目立ちます。
総じて「フル機能のスマートウォッチを求める人には現状ベスト」との呼び声も高く、Apple Watch以外でここまでできる製品は少ないためニッチな人気を獲得しています。将来的に日本での決済対応などが進めばさらに評価が上がる可能性があります。
Garmin Venu 2

価格帯:
約45,000~50,000円程度。ガーミンのプレミアムモデルで定価は5万円台後半でしたが、発売から時間が経ち多少値下がりしています。Amazonではカラーや販売元によっては45,000円前後で購入可能です(発売当初より1万円以上値下げ)。最新のVenu 2 Plusがあるため、通常版Venu 2はセール対象になることもあります。
製品概要:
スポーツウォッチとスマートウォッチのバランスに優れた健康管理デバイス。Garmin Venu 2は、ガーミン初のAMOLEDディスプレイ採用モデルVenuの後継機で、美しい有機ELディスプレイとガーミンならではの高度なヘルスモニタリングを両立した製品です。
1.3インチの円形AMOLED画面は高精細で、ウォッチフェイスやグラフ表示が非常に見やすくなっています。それでいてバッテリー寿命は長く、スマートウォッチモードで約11日間持続(Venu 2Sは10日)。
GPS連続使用でも8時間以上と、スポーツ利用にも十分耐えます。フィットネス機能はさすがGarminで、ボディバッテリー(体のエネルギー残量)や睡眠スコア、ストレス計測、呼吸数、血中酸素など多岐にわたるデータ取得が可能。
特に睡眠分析は詳細で「浅い眠り/深い眠り/REM睡眠」を計測しスコア化するなど精度と分かりやすさで定評があります。また筋トレの自動記録やHIITワークアウト対応などスポーツ機能も強化されました。
スマート機能としては通知表示と簡単返信(Androidのみ)、Garmin PayによるSuica決済、音楽保存再生(Spotify対応)に対応し、生活面でも便利に使えます。
5気圧防水で水泳可。ケースサイズ45mm(Venu 2Sは40mm)で性別問わず使いやすいデザイン。「スポーツウォッチとスマートウォッチのいいとこ取り」との評価もあるモデルです。
強み:
Garminならではの充実した健康管理・スポーツ機能が第一の強みです。特に睡眠・ストレス・エネルギー残量など身体の状態を数値化してくれる機能が秀逸で、「睡眠分析機能は本当に優秀」と評判です。毎朝、自分の睡眠スコアや睡眠ステージを確認でき、生活改善に役立つとの声があります。また心拍計測も精度が高く、ランニング中の負荷管理や安静時心拍の把握に役立ちます。
ボディバッテリー機能はGarmin独自で、睡眠や休息で回復しストレスや運動で減少する体力リソースを見える化してくれ、「今日は体が疲れているから無理しないでおこう」といった判断材料になります。さらにSuica対応は他社にはない利点で、時計だけで改札を通過できるのは日常の快適さを大きく向上させます。
音楽再生機能も内蔵ストレージにSpotifyプレイリストをダウンロードしてオフライン再生可能で、ランニング時にスマホなしで音楽が楽しめます。バッテリー寿命もAMOLED搭載機としては破格の長さで、実使用でも1週間前後もつとのレビューが多くあります。
さらにGarminの堅牢な作りとGPS精度にも信頼があり、運動ログの精密さや耐久性も評価されています。画面が綺麗で文字盤カスタムも豊富なため、「おしゃれで高機能!日常とアウトドアを両立できる」という点が本機の魅力です。
弱み:
価格が高めであることが最大のネックです。5万円前後という価格帯はApple Watch上位モデル並みで、一般的な消費者にはやや手が出しにくい印象です。ただ高機能ゆえ仕方ない面もあります。機能面の弱みとしては、Wear OSやApple Watchのようなアプリの拡張性が低い点です。
Garmin独自のConnect IQストアでウォッチフェイスやウィジェット、簡単なアプリは入れられますが、数は多くなく実用的なものは限られます。そのため、例えばLINEに自由に返信したり、サードパーティアプリをインストールして…といったスマホライクな使い方はできません。
通知も閲覧専用(Androidは定型返信可)で、音声アシスタントも非搭載です。またマイク・スピーカー非搭載のため、Bluetooth通話などはできません(これらは上位のVenu 2 Plusで追加されています)。要するにスマートウォッチとしてはシンプルで、スマホの完全な代わりにはなりません。
しかしこれらはGarminがスポーツヘルス寄りデバイスであることの裏返しであり、割り切りとも言えます。サイズに関しては2種展開とはいえ45mm版は少し大きめ、40mm版はバッテリー持ちが若干短いというトレードオフがあります。
とはいえ大きな欠点は少なく、弱みという弱みは価格以外にはあまり指摘されていません。「スマホ連携は基本通知を見るくらい、高度な操作は不要」という方には問題にならないでしょう。
ユーザーのレビュー・評価:
平均評価は★4.5前後と非常に高く、「おしゃれで高機能!納得の進化」と概ね絶賛されています。特に多いのが「ヘルスモニタリングがモチベーション維持に役立つ」という声で、毎日の睡眠スコアや体のエネルギーレベルを見て生活習慣を見直すきっかけになったとの意見があります。
また「電池持ちが大幅強化され前作より格段に使いやすい」という評価も多く、以前のGarmin AMOLEDモデル(Venu初代)では2~3日だった駆動時間がしっかり1週間近く伸びたことが好評です。Suica対応についても「スマホやカードを出さず改札を通れるのは想像以上に快適」との喜びの声が聞かれます。音楽機能も「ウォーキング時にスマホ無しで音楽が聴けて便利」と好評です。
低評価としてはやはり「価格が高い」という点くらいで、「もう少し安ければ★5」という意見もあります。また「通知の返信や音声アシスタントが使えれば完璧だが、それはPlusで解決」として通常版の欠点を補足する声もありました。
総じて「スポーツ志向の人には最高の相棒」「Apple Watchは要らないけどスマート機能もちょっと欲しい人に最適」との評が多く、ターゲット層には刺さっている印象です。Garminの信頼性やアフターサービスも含め、満足度の高いモデルとして位置付けられています。
Fitbit Versa 3

価格帯:
約18,000~22,000円程度。Fitbitのスタンダードスマートウォッチで、定価は¥27,000前後でしたが現在は値下がりし2万円前後で購入できます。後継のVersa 4や上位Senseシリーズの存在もあり、セールでは¥15,000台になることも。比較的手頃な価格帯です。
製品概要:
健康管理に強みを持つバランス型スマートウォッチ。Fitbit Versa 3は1.58インチのスクエアAMOLEDディスプレイを搭載した軽量スマートウォッチです。重さは約20g程度(ストラップ除く)と非常に軽く、薄型で長時間つけても負担になりにくいデザインになっています。バンドもシリコンで肌触りが良く、睡眠時でも違和感が少ないと評判です。
機能面では、24時間心拍モニター、睡眠スコア、血中酸素トレンド、呼吸数、ストレス管理機能(EDAセンサーは上位Senseのみ)など健康トラッカーとしての機能が充実。特に睡眠計測と睡眠スコアはFitbitが得意とするところで、「睡眠状態の確認が素晴らしい」と好評です。
また内蔵GPSを搭載しており、スマホ無しでランニングの距離・ルート計測が可能になりました(前作Versa 2にはGPS非搭載)。バッテリー持続時間は公称6日間と長く、実際も5~6日は充電なしで使えるとのユーザー報告があります。
その他、Alexa・Googleアシスタント対応、Spotifyコントロール、Fast Pair(Android限定)などスマート機能も備えます。通知表示も可能で、Androidなら定型文返信もできます。
NFCも内蔵しFitbit Pay対応ですが、日本ではFitbit Pay経由でSuicaが利用可能(KDDIユーザー向けサービスとして提供)。防水は50m防水で水泳OK。「万人にオススメできるバランスの良い製品」として位置づけられています。
強み:
軽くてつけ心地が良いことと、Fitbitならではの簡単で充実した健康管理が強みです。まず装着感について、「長時間着けていられる肌触りと形状」とプロのレビューでも評価されており、実際ユーザーからも「つけているのを忘れるほど違和感がない」との声が多いです。
睡眠時も含め24時間装着することを前提にデザインされているため、睡眠データが正確に取れるのも利点です。Fitbitアプリで表示される睡眠スコアや詳細な睡眠サイクル解析は、専門的すぎずわかりやすいと好評です。「睡眠スコアを見るのが毎朝の楽しみ」という人も少なくありません。
またアクティブゾーン_minutes(Active Zone Minutes)などFitbit独自の運動量指標は、単なる歩数よりも実効的に健康目標管理できると評価されています。バッテリー寿命も6日と長めで、「週1充電でOKなのは楽」とのこと。
さらに価格が比較的手頃で、Apple Watchの半額以下で購入できコスパが良い点も強みです。「この価格でこの機能なら納得」との声が多くあります。またスマートウォッチ的な機能も基本は抑えており、Alexaに話しかけてタイマー設定や天気確認ができたり、スマホのGPSを利用した音声応答ナビ(Turn-by-turn)も実装されました(日本では未対応機能も一部あり)。
総合して、「洗練されたデザインに長寿命バッテリー、万人におすすめできる高コスパ機」と評されています。
弱み:
製品の品質管理やサポート面での不安が一部指摘されています。Fitbit Versa 3に限らずFitbit製品全般に言えますが、「初期不良に当たった」という報告がちらほらあります。具体的には「購入直後から同期できない」「一部センサー不良」などですが、これらの場合Fitbitサポートで交換対応されています。
製品そのものの欠陥というより個体差の問題ですが、ネット上の評判ではFitbitは初期不良率がやや高めと言われることがあります。ただサポート対応は迅速との声もあり、大きな懸念にはなっていません。
機能面の弱みとしては、高度なスマート機能は期待できない点です。例えば音楽再生については、Spotifyコントロールはできますが曲の保存再生はできません(以前はPandora対応でしたが日本では不可)。また通知への返信も定型文のみ、音声アシスタントもAlexa/Google Assistantはスマホ接続が必要です。
Fitbit Pay経由のSuica対応も、auなど一部ユーザー限定で汎用性に欠けます。さらに、Fitbitの詳細データを見るにはFitbit Premium(月額サービス)加入が必要な場合がある点も人によってはデメリットです。例えばストレス管理の「毎日の準備指数」や詳細な睡眠分析はPremium会員向け機能となっています。
もっとも無料でも基本的なデータは充分見られるため、大きな制約ではありませんが、深掘りしたい人には追加コストとなります。総じて、「高度な機能が必要なパワーユーザーには物足りないが、ライトユーザーには問題なし」というバランスです。
ユーザーのレビュー・評価:
平均評価は★4.2前後と概ね高評価です。特に「6日間も電池がもつのが素晴らしい」、「睡眠スコアや健康管理が楽しみになった」という声が目立ちます。軽さについても「バンドも柔らかくつけ心地最高」「睡眠中も邪魔にならない」とのコメントが多く、デザイン面でも「シンプルでスタイリッシュ」「画面が綺麗で文字も読みやすい」と好評です。
GPSの精度もランニングで試した人から「距離も誤差少なく記録されている」と及第点をもらっています。低評価に目を向けると、「製品品質が微妙」「初期不良で交換した」など冒頭述べた不具合報告が★1〜2につながっているケースがあります。
ただしそれらはメーカー対応で解決しているようです。また「Googleアシスタント機能が日本語だとうまく動かない」という報告や、「通知ミラーリングが若干タイムラグがある」といった細かな不満も見られました。
しかしそういった点を踏まえても「価格に対する満足度は高い」という総評が多く、Apple Watchほど高機能でなくても健康管理メインならVersa 3で十分というユーザーが大半です。「比較的安価で使いやすいスマートウォッチです。」とのレビュー通り、初めてのスマートウォッチやライトユーザーに広く受け入れられている印象です。
HUAWEI Watch GT 3

価格帯:
約22,000~28,000円程度。中国Huawei製のスマートウォッチで、国内では正規代理販売もあり当初¥30,000超でしたが現在は2万円台半ばで購入可能です。並行輸入品だとさらに安く¥22,000前後になることもあります。販売チャネルによって価格に幅があります。
製品概要:
高級感あるデザインと長寿命バッテリーが光るスマートウォッチ。HUAWEI Watch GT 3はHarmonyOSベースの独自OSを搭載したスマートウォッチです。42mmと46mmの2サイズ展開で、46mmモデルでは公称14日間のバッテリー持ちを実現しています(42mmは7日間)。
実際の使用でも1~2週間もつとのテスト結果があり、バッテリー寿命は群を抜いて長いです。AMOLEDカラー画面採用で表示は鮮やか。特にデザインの美しさ・質感に定評があり、ステンレススチールのボディと多彩なバンド(レザーや金属もあり)でアナログ高級腕時計のようなルックスです。
機能的には24時間心拍・SpO2計測、100種類以上のワークアウト、GPS内蔵、防水5ATM、睡眠・ストレスモニタリングなど一通り揃っています。スマートフォン通知表示やBluetooth通話(マイク・スピーカー内蔵で手首で通話可能)、音楽保存再生にも対応。HarmonyOS向けのサードパーティアプリも一部利用できます。「クラシックな外観に最新技術を詰め込んだモデル」と言えるでしょう。
強み:
とにかく電池が長持ちする点が最大の強みです。46mmモデルなら2週間充電不要というのはGarmin等一部を除けばトップクラスで、毎日充電が面倒な人には大きな魅力です。さらにデザインと仕上げの良さも強調すべき点で、ベゼルの細い円形ディスプレイと光沢のある筐体は一見スマートウォッチに見えないほど洗練されています。実際「見た目が高級時計みたいで気に入っている」というレビューが多いです。
機能面では、Huawei独自のTruSeen 5.0+心拍技術により運動中の心拍トラッキング精度が高いと評価されています。GPS精度も良好で、ランニングコースの記録もズレが少ないとのこと。睡眠分析も詳細で、浅い・深い・REM睡眠の時間を計測しアドバイスを提示してくれます。
Bluetooth通話機能は便利で、スマホを取り出せない状況でも時計で通話を取れるためビジネスシーンでも活躍します。音楽再生機能では約500曲保存可能で、イヤホンとペアリングしてジョギング時に音楽を聴くことも可能。全体として機能バランスが良く、「電池持ち抜群で見た目も良い万能スマートウォッチ」と評価されています。
特にAndroidユーザーには通知も快適に使え、HarmonyOS向けアプリの拡充も進んできているため今後さらにできることが増える可能性もあります。
弱み:
日本ではアプリ周りの制約があることが弱みです。Huaweiのスマートウォッチは公式アプリ「Huawei Health」で管理しますが、日本のGoogle Playストア版では最新バージョンが提供されておらず、一部機能が使えない場合があります。最新版はHuaweiのサイトやAppGalleryから入手する必要があり、この導入ハードルがユーザーによっては面倒に感じられます。
また、HarmonyOSベースとはいえサードパーティ製アプリはまだ充実していないのが現状です。Apple WatchやWear OSほど自由にアプリ追加はできず、基本は内蔵機能で完結する使い方になります。
さらに、Huawei製品ゆえにiPhoneとの連携機能が制限されている点も弱みです。iOS版アプリでは返信機能など一部使えず、Androidでの使用が前提に近いです。決済機能も中国国内向けにはあるものの、日本では利用不可です(現状Suica等非対応)。
また、メーカーへの不信感(かつて米国の制裁問題など)を気にする向きもあり、データ管理面で心配する声もゼロではありません。ただ実用上問題が報告されているわけではありません。総じて、ソフトウェア面でのローカライズ不足や対応状況が日本ユーザーにとってのデメリットと言えます。
ハード・機能自体の品質には大きな弱みは見当たらず、むしろ完成度は高いだけにアプリまわりの制約が惜しいところです。
ユーザーのレビュー・評価:
平均評価は★4.3前後で、「とにかく見た目がいいし電池が長持ち」と好評です。多くのユーザーが「毎晩充電しなくて良いのが快適」「つけっぱなしで1週間以上使える」とバッテリー寿命を絶賛しています(※GarminやAmazfitほど認知されていないため引用はありませんが、類似の長所です)。
デザインに関しても「職場で褒められた」「本当に時計らしい外観が良い」と満足度が高いです。機能面では「通知確認がスムーズ」「睡眠の分析結果が結構当たっている」との声や、「通話音質が想像以上にクリアだった」というBluetooth通話機能への驚きもあります。
低評価コメントでは、「iPhoneではできない機能がある」という指摘や、「最新アプリを入れる手順が面倒だった」というものが見受けられます。ソフトウェア導入のハードルで評価を下げたケースです。ただそれらをクリアすれば「問題なく快適」と結論づける人も多く、総合的には「Androidユーザーなら満足度が非常に高い」という評価に落ち着いています。
価格に対して得られる品質・機能が充実しているため、コストパフォーマンスも良好とみなされています。AppleやSamsungに次ぐ第三の選択肢として、Huaweiのスマートウォッチは一定の存在感を示していると言えるでしょう。
5製品の比較・総括
5つのスマートウォッチはそれぞれ特徴が異なり、得意分野も分かれています。ご自身の利用シーンや重視するポイントに合わせて選ぶことで、より満足度の高い1本を見つけられるでしょう。
まず、「バッテリー命!頻繁な充電は嫌だ」という方には Amazfit GTR 3 がおすすめです。約10日以上持つ電池寿命と軽快な操作性で、健康管理からスポーツまでそつなくこなします。通知確認程度でOKなAndroidユーザーなら、Apple Watchに匹敵する機能性を充実バッテリーで享受できるでしょう。長期旅行や出張にも向いています。
「Wear OS搭載でスマホ同等の体験を手首に求める」なら TicWatch Pro 3 Ultra が最適です。LINEの返信や音声アシスタント、地図ナビ、音楽ストリーミングなど、できることの幅広さは他を圧倒します。デザインより機能重視で、とにかく“なんでもやりたい”というガジェット好きなAndroidユーザーにピッタリです。ビジネスでもプライベートでも1台で完結させたい方に向いています。
「スポーツ・健康管理がメインで、なおかつ日常使いもしたい」場合は Garmin Venu 2 が間違いないでしょう。Garminの正確なフィットネス機能に加え、Suica決済や綺麗なディスプレイで普段使いのスマートウォッチとしての便利さも兼ね備えています。運動習慣があり、かつ普段のおしゃれにもこだわりたい方に適しています。
「手頃な価格で軽くて使いやすいものを探している」方には Fitbit Versa 3 がベストです。2万円前後という価格帯ながら、6日間バッテリーや睡眠スコアなど欲しい機能をバランス良く搭載。スマートウォッチ初心者や、Apple Watchほどの高機能は必要ないけれど健康管理はしっかりしたいというライトユーザーにおすすめです。特に睡眠改善に興味がある人にはFitbitのデータは分かりやすく有用でしょう。
「デザイン重視でビジネスシーンでも違和感なく、高性能な時計が欲しい」なら HUAWEI Watch GT 3 がうってつけです。高級感ある外観はスーツにも映え、2週間電池持ちという実用性も兼備。電話も時計で受けられるため外回りの多いビジネスマンにも便利です。Androidユーザーなら通知や各種機能も問題なく使えます。見た目とスタミナを両立したい方に適しています。
まとめ
まとめると、電池重視なら「Amazfit GTR 3」、万能スマート機能なら「TicWatch Pro 3 Ultra」、スポーツ&日常両立なら「Garmin Venu 2」、コスパと手軽さなら「Fitbit Versa 3」、デザインと高性能のバランスなら「HUAWEI Watch GT 3」という棲み分けになります。
それぞれが異なる強みを持っていますので、自分のライフスタイルに照らし合わせて選んでみてください。いずれも海外で高評価を獲得している実力派モデルばかりですので、選んで損はないはずです。
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